薬剤師とは医師の処方箋に基づいて調剤したり、服薬指導や薬品管理指導などを行う医薬品のスペシャリストのこと。薬剤師になるには、通常大学の薬学部に入学し、6年間学んで受験資格を得て、薬剤師国家試験を受験して合格しなければなりません。
薬剤師国家試験は厚生労働省管轄の下、年に1回、通常3月に行われます。薬剤師国家試験の受験資格をもつ人は次のいずれかに当てはまる人、と定められています。①学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学(短期大学を除く。)において、薬学の正規の課程を修めて卒業した者(卒業する見込みの者を含む。)
②外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が①に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者また薬剤師国家試験の試験科目は以下のようになっています。
①基礎薬学②医療薬学
③衛生薬学④薬事関係法規及び薬事関係制度
薬剤師国家試験の受験手続としては、受験願書を含む必要書類を、決められた日時までに試験地を管轄する地方厚生局または地方厚生支局に提出、もしくは書留郵便をもって送付します。この書類が正式に受理されると受験票が郵送によって交付され、手続き完了となります。薬剤師国家試験の受験願書を含め、受験手続に必要な書類は卒業した、あるいは在籍している大学において入手できる他、地方厚生局または支局、及び厚生労働省からも入手できます。尚、薬剤師国家試験の合格者の発表は、厚生労働省及び地方厚生局または地方厚生支局にその受験地、受験番号を掲示して発表するほか、合格者に対して合格証書を郵送するという形で行われます。
薬剤師の就職口は、調剤薬局・病院・ドラッグストア・製薬企業・医薬品商社などたくさんあります。最近は薬剤師の供給過多とも言われていますが、就職先についてこだわらなければ職にあぶれるというような事はないでしょう。また短時間の勤務の高時給パートもたくさんあるので、結婚後や出産後の女性の薬剤師が就職口を探すのには何かと都合が良いかもしれません。
自然科学領域全般にわたって広く学んだ薬系大学卒業者の就職先は多様で、たとえば以下のようなところがあげられます。・病院・薬局・薬店での薬剤師業務
・薬品を取り扱う製造業(工場)・販売業における管理薬剤師
・製薬・化学企業や化粧品・食品会社などで研究・開発・技術・営業・国や地方公務員として薬事衛生行政
このように、薬剤師は知識や技術を幅広い分野で生かすことができるのです。ここ数年、調剤薬局やドラッグストア業界での薬剤師需要が伸びています。薬学部を卒業した薬剤師の薬局への就職は、1994年頃は全卒業生数の10%程度(750人)でしたが、医薬分業の進展に応じてその数は年々増大し、2004年には25.6%(2222人)となっています。ですので不況の中にありながら薬剤師は高い就職率を誇っているのです。また、チーム医療における臨床薬剤師への希望が増加し、臨床試験受託業務に対する関心も高まっています。
しかし一方で、製薬企業などへの就職は減少傾向にあります。バブル期には30%の男子学生が就職していた製薬企業ですが、その後年々低下し、2004年度は6%(729名)程度にまで減少しています。薬剤師の資格は国家資格です。薬剤師国家試験に合格することによって、厚生労働大臣より免許を与えられます。薬剤師国家試験は薬剤師法に規定されている国家試験で、その受験資格があるのは、以下の者と決められています。
・大学で薬学課程を修了した者、又は外国でそれに準ずる課程を修了した者・薬剤師免許を受けた者で、厚生労働大臣が認めた者
現在は大学においては6年制の薬学部薬学科を卒業していなければ、受験資格は与えられませんが、平成17年度以前に入学した人については、従来の4年制の薬学部を卒業すれば薬剤師国家試験の受験資格を与えられることになっています。また薬剤師資格を持つことにより、
・毒物劇物取扱責任者
・食品衛生管理者
・麻薬取締官・衛生管理者
などの資格が付与されます。薬剤師という資格は女性に人気の資格です。ですがそれゆえに、結婚後、せっかくの専門知識が社会に生かされないケースが多い資格と言われます。
しかし薬剤師が、その専門知識を生かして仕事に従事するは、日々進化していく医薬品の情報維持のために非常に重要です。また、別の観点から見れば、薬剤師を養成するため、大学には多くの補助金が使われていることを考えると、薬剤師には地域社会に貢献する責任があると言っても過言ではないかもしれません。現在薬剤師の就職先として、短時間勤務の高時給パートなどもたくさんあります。薬剤師の資格を持った女性は、せっかく取得した資格を眠らせておかずに、結婚後や出産後などもその資格を活かして社会に貢献してはどうでしょうか?
薬剤師の仕事とは、薬に関する事全般です。薬剤師の職種は幅広く多岐にわたり様々な可能性があります。
薬剤師の職場を大きくわけると①薬局・薬店
②病院薬局③製薬会社
④薬事・保健行政分野となります。
そんな薬剤師の仕事内容ですが、薬剤師法では・調剤:医師の処方箋に基づき医薬品を交付
・医薬品の製造販売:医薬品の製造販売にあっては薬剤師をおかなければならない・一般用医薬品の小売:営業時間内は店舗に薬剤師を配置しなければならない
と表現されています。例えば近所の薬局などで「現在薬剤師が不在のため医薬品の販売ができません」といったものを見たことがあるのではないでしょうか?薬剤師は、病院やドラックストア勤務する、私たちにとっても身近な存在ですが、最近では薬局だけではなく製薬会社で医薬品の研究開発の段階から関わったりする薬剤師も増えてきて、活躍のフィールドは拡大しています。
製薬企業で働く薬剤師の仕事は、大きく分けて二つのタイプに分けることができます。一つは薬を作る仕事。これはすでに製造方法が分かっている薬を大量に製造したり、新薬の研究をする仕事です。また薬品だけでなく、化粧品、洗剤、農薬などの研究・開発・商品化といった仕事をすることもあります。もう一つは、薬を正しく使わせる仕事です。薬を実際に使う病院や診療所の医師などの医療従事者に対し、新薬についてのデータを提供するような仕事です。このような仕事をしている薬剤師は、特にMRと呼ばれることもあります。
また外国の薬学校を卒業したり、外国の薬剤師免許を持っている人に対しては、厚生労働大臣の認定により、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。